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かみ合わせと顎関節症


かみ合わせと顎関節

矯正をしたからと言って、顎関節症が治るとは言えません。しかし、矯正治療を行う以上、かみ合わせとあごの関節の調和を取ることが大切です。

安定した顎位

あごの関節のでっぱり(下顎頭)が関節のくぼみ(下顎窩)にきちんと収まっています。

安定したかみ合わせの一例


上下のかみ合わせが、
前後左右にずれていない


歯車がかみ合うように、
上下の奥歯が
「山」と「谷」でかみ合っている


歯の内側の
「山(舌側咬頭)」が下の歯と
きちんとかみ合っている

矯正治療において目標とする「理想的なかみ合わせ」の条件に、「あごの関節とかみ合わせの調和が取れていること」が挙げられます。

上顎と下顎の歯列がかみ合う状態を咬頭嵌合(こうとうかんごう)といいますが、咬頭嵌合は、あごの関節のでっぱり(下顎頭)が関節のくぼみ(下顎窩)にぴったりと収まって安定した状態で創られる必要があります。 あごの関節のでっぱりがくぼみに収まっていない状態のままかみ合わせを創ると、力を入れて咬んだときに顎がずれることになります。不安定な咬合状態が長期間続くことで、将来的に顎関節症などの障害を生じるおそれがあります。

もし顎関節症になった場合は、かみ合わせの治療を行う前に詳しく精査し、顎を正しい位置に誘導する治療を行うこともあります。かみ合わせ治療のみですべての顎関節症が改善されるわけではありませんので、ご注意ください。

※矯正治療のゴールについて詳しくは、当サイトの「医院で扱う矯正装置」、または、日本歯科矯正専門医学会(JSO)ホームページの「失敗しない矯正治療:症例の見方」をご覧ください。

顎関節症の治療について

かみ合わせを治すことで、すべての顎関節症が治るわけではありません。
矯正治療によって顎関節症の症状が改善されるのは、矯正治療で改善できる不正咬合が原因となっている場合のみです。

顎関節症の原因は非常に多岐にわたります。かみ合わせの不調(不正咬合)もそのひとつですが、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)、不良補綴(歯に合っていない詰め物や被せ物)、偏咀嚼(片側だけで噛む)、あごの発育不良、また最近ではストレスも顎関節症の発症に影響を与えることがわかって来ています。

顎関節症は複数の原因によって引き起こされると考えられており、矯正治療でかみ合わせを改善しただけでは顎関節症の改善につながらないこともあります。
(正常咬合の方でも顎関節症になったり、不正咬合の方でも顎関節症にならなかったりします。)

治療の前に、下顎頭や関節円板の状態をCTやMRIで精査することをおすすめいたします。

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